日本中世家族史文献目録 1996年

明石一紀 「鎌倉武士の『家』―父系集団から単独的イエへ―」 (伊東聖子・河野信子編『女と男の時空』2,藤原書店)
阿部泰郎 「〈聖なるもの〉と女性―トラン尼伝承の深層―」(伊東聖子・河野信子編『女と男の時空』2,藤原書店)
池田 忍 「合戦絵の中の女性像―『性』を印された身体―」(伊東聖子・河野信子編『女と男の時空』2,藤原書店)
五十川伸矢 「古代・中世の京都の墓」(『国立歴史民俗博物館研究報告』68)
エリザベート・ゴスマン 「ガラシャ細川玉の実像と虚像」( 岡野治子編『女と男の時空』3,藤原書店)
遠藤 一 「十三世紀における妻と夫の宗教活動―親鸞の結婚説話『坊守縁起』の世界―」(伊東聖子・河野信子編『女と男の時空』2,藤原書店)
勝田 至 「『京都五三昧』考」(『日本史研究』409)
加藤美恵子 「民間信仰史の脈絡から見たキリシタン像」( 岡野治子編『女と男の時空』3,藤原書店)
川村邦光 「女の地獄と救い」( 岡野治子編『女と男の時空』3,藤原書店)
神田龍身 「男色家・藤原頼長の自己破綻―『台記』の院政期―」(小嶋菜温子編『王朝の性と身体』森話社)
久留島典子 「婚姻と女性の財産権」 ( 岡野治子編『女と男の時空』3,藤原書店)
桑山浩然 「室町時代における公家女房の呼称」(『女性史学』6)
小泉和子 「絵巻物にみる中世住宅の寝場所」(小泉和子・玉井哲雄・黒田日出男編『絵巻物の建築を読む』東京大学出版会)
後藤みち子 「「家」における女性の日常と役割―中世後期の各階層をめぐって―」 ( 岡野治子編『女と男の時空』3,藤原書店)
小林千草 「女性の意識と女性語の形成―女房詞を中心に―」 ( 岡野治子編『女と男の時空』3,藤原書店)
佐伯順子 「御伽草子における男女関係」 ( 岡野治子編『女と男の時空』3,藤原書店)
水藤 真 「『兼顕卿記』に見える祖先の供養」(『国立歴史民俗博物館研究報告』68)
鈴鹿千代乃 「遊女幻想」 (伊東聖子・河野信子編『女と男の時空』2,藤原書店)
鈴木敦子 「女商人の活動と女性の地位―中世後期を軸に―」 ( 岡野治子編『女と男の時空』3,藤原書店)
高木 信 「男が男を〈愛〉する瞬間―〈女の物語〉としての『平家物語』は存在するか?―」(小嶋菜温子編『王朝の性と身体』森話社)
高田陽介 「寺請以前の地域菩提寺とその檀家」(勝俣鎮夫編『中世人の生活世界』山川出版社)
高田陽介 「戦国期京都に見る葬送墓制の変容」(『日本史研究』409)
高橋秀樹 『日本中世の家と親族』(吉川弘文館)
田中貴子 『聖なる女』(人文書院)
田端泰子 「中世前期における女性の財産権―家族・村落の中で―」(伊東聖子・河野信子編『女と男の時空』2,藤原書店)
田端泰子 『女人政治の中世』(講談社現代新書)
田端泰子 「中世の政治と女性」(『本』21-4,講談社)
田端泰子 「中世の合戦と女性の地位」(『歴史評論』552)
田端泰子 「鎌倉期の離婚と再婚にみる女性の人権」(田畑茂二郎編『21世紀日本の人権』明石書店)
田部光子 「「やまと絵」の始まりは「女絵」だった」( 岡野治子編『女と男の時空』3,藤原書店)
千野香織 「嘲笑する絵画―『男衾三郎絵巻』にみるジェンダーとクラス―」 (伊東聖子・河野信子編『女と男の時空』2,藤原書店)
辻本裕成 「密通と寵人―『とわずがたり』の周辺―」(『『とわずがたり』の諸問題』和泉書院)
永原慶二 「中世農民の屋敷地」(長谷川善計・江守五夫・肥前栄一編『家・屋敷地と霊・呪術』早稲田大学出版部)
長又高夫 「中世法書における悔還の法理について」(『国史学』160)
野村育世 「中世女性の結婚と労働」(『歴史地理教育』545)
野村育世 「鎌倉時代の古文書に見る女性の仏教認識・心性」(『仏教史学研究』39-1)
野村育世 「恋する女性は蜘蛛を歌った」(『月刊百科』401)
服藤早苗 「性愛の変容―中世成立期を中心に―」 (伊東聖子・河野信子編『女と男の時空』2,藤原書店)
細川涼一 「中世の旅をする女性―宗教・芸能・交易―」 ( 岡野治子編『女と男の時空』3,藤原書店)
細川涼一 「中近世和泉国の三昧聖と寺院」(『国立歴史民俗博物館研究報告』68)
前川要 「中世の家族と住居」(大塚初重ほか編『考古学による日本歴史15 家族と住まい』雄山閣)
牧野和夫・高達奈緒美 「血盆経の受容と展開」 ( 岡野治子編『女と男の時空』3,藤原書店)
松薗 斉 「家記の構造―勧修寺流藤原氏とその日記―」(『年報中世史研究』21)
山下真理 「『今昔物語集』にみえる子どもの社会化と性差」(『「社会科」学研究』31)
山田邦和 「京都の都市空間と墓地」(『日本史研究』409)
吉井敏幸 「三昧聖と墓制の変遷」(『国立歴史民俗博物館研究報告』68)