高橋秀樹著『古記録入門』(東京堂出版)刊行のお知らせ


 中世史研究の基本的史料である日記史料について、古記録とは何かから始めて、様式、紙や筆、本の形態まで、基礎的知識を解説し、「玉葉」「民経記」をテキストとして、読み方を指導。充実した古記録便覧を付す。(東京堂出版ホームページより)


目次
   はしがき
 第一部 古記録を知る
   第一章 古記録とは何か (史料論の中の日記・古記録、さまざまな「日記」)
   第二章 古記録小史―古代から中世へ― (日記の発生と拡充をめぐって、「家の日記」の成立、公事の変質と日記)
   第三章 古記録の機能 (日記をつける、日記を参照する)
   第四章 古記録の諸情報 (古記録の様式的情報、古記録の形態的情報、古記録の文字列情報、
                      古記録の媒体と読みとり情報の限界)

 第二部 古記録を読む
    漢文日記を読む前に
   第一章 玉葉を読む (頼朝の挙兵、平家の都落ちほか、コラム1 ふたつの大夫、コラム2 男子公卿の装束)
   第二章 民経記を読む (踏歌節会、県召除目、コラム3 古記録の人名表記)

 付録 古記録便覧
   干支表、時刻表、二十四気・三十二候表、主要官職唐名表
   年号干支月大小表
   中世諸職一覧(天皇、三后、女院、斎王、摂政・関白、鎌倉幕府将軍、室町幕府将軍、天台座主、園城寺長吏ほか)
   参考図集(中世京都図、大内裏図、内裏図、清涼殿図)
   中世主要古記録一覧

   あとがき
   索引 



 ISBN4-490-20567-8
2005年11月下旬発売    A5判・256頁・定価3675円(本体3500円)
東京堂出版(http://www.tokyodoshuppan.com/)