日本中世家族史文献目録 2004年


青山幹哉 「〈顕わす系図〉としての氏系図―坂東平氏系図を中心に―」(『伝承文学研究』54)
飯沼賢司 「イエの成立と親族」(歴史学研究会・日本史研究会編『日本史講座3 中世の形成』、東京大学出版会)
片桐昭彦 「上杉謙信の家督継承と家格秩序の創出」(『上越市史研究』10)
川島茂裕 「藤原秀衡の「嫡男」西木戸太郎国衡について―吉川本・北条本『吾妻鏡』に見える「嫡子・嫡男・嫡女」―」(『六軒丁中世史研究』10)
後藤みち子 「中世女性史・家族史研究の現状と課題―戦国期公家の「家」における「家」妻の役割―」(『国史学』183)
佐野ちひろ「中世後期における女性と信仰―清原マリアについて―」(『女性史学』14))
鈴木芳道 「鎌倉時代の公武婚」(『鷹陵史学』30)
高橋秀樹 『中世の家と性』(山川出版社)
田中大喜 「一門評定の展開と幕府裁判」(『歴史学研究』786)
西口順子 「中世後期における女性の出家」(『国文学 解釈と鑑賞』69-6)
野村育世 『仏教と女の精神史』(吉川弘文館)
橋本芳和 「洞院家の分裂―元弘の乱に際して―(1)(2)」(『政治経済史学』459,460)
樋口健太郎「平安末期における摂関家の「家」と平氏―白川殿盛子による「家」の伝領をめぐって―」(『ヒストリア』189)
細川涼一 「女性・家庭・生活」(歴史学研究会・日本史研究会編『日本史講座4 中世社会の構造』、東京大学出版会)
松浦弘  「中世後期朽木氏にみる収支請負と家政組織」(『国史学』184)
山本幸司 「『曾我物語』と中世家族の実態」(『軍記と語り物』40)
脇田晴子 「周縁の民からみた中世社会―女性と被差別民を中心として―」(『歴史の理論と教育』117)