日本中世家族史文献目録 2002年


石原比伊呂「家業としての雅楽と御遊」『史友』34
伊藤正敏 「平民百姓のイエの動態―その数量分析―」『史学』71-2・3
今泉徹  「戦国大名佐竹氏の家格制」『国史学』177
池田美千子「衣紋にみる高倉家―大炊御門家から高倉家へ―」『史学雑誌』111-2
牛山佳幸 「鎌倉時代の「女人禁制文書」についての考察」『鎌倉遺文研究』9
海老澤美基「戦争と女性―中世後期奈良の場合―」黒田弘子・長野ひろ子編『エスニシティ・ジェンダーからみる日本の歴史』吉川弘文館
遠藤珠紀 「官務家・局務家の分立と官司請負制―中世前期における朝廷運営の変質―」『史学雑誌』111-3
大谷晃子 「女性の恩愛の力と死者の蘇生―御物物語『をくり』に見る愛と死―」今井雅晴編『中世仏教の展開とその基盤』大蔵出版
大橋直義 「中世の系図と歴史/物語―延慶本『平家物語』をめぐって―」『文学』3-4
岡野友彦 『中世久我家と久我家領荘園』続群書類従完成会
小川剛生 「歌道家の人々と公家政権―「延慶両卿訴陳」をめぐって」兼築信行・田渕句美子編『和歌を歴史から読む』笠間書院
川島茂裕 「藤原清衡の妻たち―北方平氏を中心に―」入間田宣夫・本沢慎輔編『平泉の世界』高志書院
金永   「平時子論」『文学』3-4
栗山圭子 「二人の国母―建春門院滋子と建礼門院徳子―」『文学』3-4・5
黒田弘子 『女性からみた中世社会と法』校倉書房
黒田弘子 「女のオンブ・男のオンブ―中世のセクシュアリティ―」黒田弘子・長野ひろ子編『エスニシティ・ジェンダーからみる日本の歴史』吉川弘文館
後藤みち子『中世公家の家と女性』吉川弘文館
後藤みち子「衣料生産とジェンダー―中世後期の場合―」黒田弘子・長野ひろ子編『エスニシティ・ジェンダーからみる日本の歴史』吉川弘文館
酒井紀美 「日本中世における女の夢・男の夢」黒田弘子・長野ひろ子編『エスニシティ・ジェンダーからみる日本の歴史』吉川弘文館
佐藤良雄 「戦国大名家婚姻・家族史考―織田家(1)―」『成城法学』68
鈴木啓子 「『平家物語』と〈家〉のあり方―建礼門院と二位殿をめぐって―」『文学』3-4
大喜直彦 「中世における寿命と死」『歴史と文化』3
田端泰子 「キリシタン女性ガラシャ関ヶ原をゆるがす」NHK取材班編『その時歴史は動いた13』KTC中央出版
田端泰子 「鎧をまとった母・淀殿の決断」NHK取材班編『その時歴史は動いた17』KTC中央出版
田端泰子 「春日局に見る乳母役割の変質」『京都橘女子大学女性歴史文化研究所紀要』10
田端泰子 「戦国期の「家」と女性―細川ガラシャの役割―」『京都の女性史』思文閣出版
田端泰子 「日本女性史研究の今日的課題への挑戦―脇田晴子氏の業績に寄せて―」比較家族史学会編『家族 世紀を超えて』日本経済評論社
田端泰子・細川涼一『日本の中世4 女人、老人、子ども』中央公論新社
中澤克昭 「神を称する武士たち―諏訪「神氏系図」にみる家系意識―」歴史学研究会編『シリーズ歴史学の現在8 系図が語る世界史』青木書店
西村汎子 『古代・中世の家族と女性』吉川弘文館
西村汎子 「中世における領主階級の女性の地位と役割―フロイス『日本史』にみる―」『白梅学園短期大学紀要』38
樋口健太郎「院政期摂関家における大殿について」『日本史研究』484
星倭文子 「『明月記』に見る遊女・白拍子」『総合女性史研究』19
松薗斉  「中世公家と系図―『尊卑分脈』成立前後―」歴史学研究会編『シリーズ歴史学の現在8 系図が語る世界史』青木書店
三浦龍昭 「外記家清原氏と五条頼元」『日本歴史』645
宮崎肇  「中世書流の成立―世尊寺家と世尊寺流―」鎌倉遺文研究会編『鎌倉期社会と史料論』東京堂出版
山田彩起子「白河・鳥羽院政期における村上源氏の家記・家説継承」『古代文化』54-1
湯川敏治 「『御湯殿の上の日記』に見る宮廷の女性たち―文明期を中心に―」『古文書研究』56
ロン・ロイ「関東武士団と氏寺について」今井雅晴編『中世仏教の展開とその基盤』大蔵出版
脇田晴子 『日本中世被差別民の研究』岩波書店
脇田晴子 「山姥の舞―能楽『山姥』にみる女たちの芸能の伝統―」水田宗子・北田幸恵編『山姥たちの物語―女性の原型と語りなおし―』学芸書林
脇田晴子 「日本中世の『家』の成立と妻の位置」『家族 世紀を超えて』日本経済評論社
脇田晴子 「『家』・ジェンダー・宗教―日本前近代を中心に―」『現代歴史学の成果と課題―1980-2000 1 歴史学における方法的転回―』青木書店